メインコンテンツへスキップ
AI News 18分で読める

Claude Code 大型アップデートまとめ|Opus 4.6・Agent Teams・1Mトークンで何が変わった?

#Claude Code#Opus 4.6#AIエージェント#Anthropic#AI開発ツール
この記事はこんな人におすすめ
  • Claude Codeを使っている、またはこれから導入を検討しているエンジニア
  • 最新のAIコーディングツールの動向をキャッチアップしたい方
  • Agent TeamsやMCPなど新機能の実務活用法を知りたい方

2026年2月5日、AnthropicはClaude Opus 4.6をリリースしました。同時にClaude Codeにも複数の大型アップデートが入り、AIコーディングツールの在り方が大きく変わる転換点となっています。

この記事では、Claude Codeの最新アップデートを実務に役立つ視点で徹底解説します。

Claude Opus 4.6 — 何が変わったのか

1Mトークンのコンテキストウィンドウ

Opus 4.6最大の目玉は、100万トークンのコンテキストウィンドウです。Opusクラスでは初の対応となります。

これにより、大規模なコードベースを一括でスキャンし、ファイル間の依存関係や設計パターンを把握した上で提案を行えるようになりました。

実務での影響:

  • モノレポ全体を読み込んだリファクタリング指示が可能に
  • 長時間のエージェントセッションでもコンテキストが途切れにくい
  • 大量のドキュメントやログを含めた調査・デバッグ
ロングセッションの活用

sonnet[1m] や Opus 4.6 の1Mコンテキストは、数時間にわたる継続的な開発セッションで威力を発揮します。/compact コマンドでコンテキストを効率的に圧縮しながら使うと、さらに長い作業が可能です。

Adaptive Thinking(推論の深さの自動調整)

Opus 4.6では、タスクの複雑さに応じて推論の深さを自動で調整する機能が搭載されました。

  • low: 単純な質問、定型的な変更
  • medium: 標準的なコーディングタスク
  • high(デフォルト): 複雑な設計・リファクタリング
  • max: 最高精度が求められる場面

/model コマンドからエフォートレベルを手動で切り替えることも可能です。

Fast Mode

Opus 4.6の品質を維持しつつ、より高速に出力するモードです。モデル自体は同じOpus 4.6を使用しており、精度を落とさずにレスポンス速度を向上させます。/fast コマンドで切り替え可能です。

Agent Teams — マルチエージェント協調

今回のアップデートで最もインパクトが大きいのが Agent Teams です。

仕組み

複数のClaude Codeインスタンスがチームとして協調動作します。

  • 1つのセッションがリーダーとして全体を調整
  • 各メンバーは独立したコンテキストウィンドウで作業
  • 共有タスクリストで依存関係を自動追跡
  • 完了したタスクは自動でブロック解除

活用シーン

シーン使い方
新機能開発フロントエンド・バックエンド・テストを別エージェントが同時開発
並列デバッグ異なる仮説を同時にテスト、最初に解決した方を採用
コードレビューセキュリティ・パフォーマンス・可読性を別の視点で同時レビュー
リサーチ複数ファイルや外部ドキュメントの調査を並列実行
Agent Teamsの有効化

現時点ではリサーチプレビュー段階です。settings.jsonCLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS を有効にすることで利用できます。

Claude Code 2.1.0 — 開発体験の大幅改善

2026年1月にリリースされたv2.1.0は、1,096コミットを含む大型アップデートでした。

主な新機能

Skills ホットリロード

.claude/skills/~/.claude/skills/ に配置したスキルファイルが即座に反映されるようになりました。スキルの開発・テストのサイクルが格段に速くなります。

日本語対応の改善

  • 言語設定: 日本語での応答を明示的に設定可能に
  • IME対応改善: 全角スペース入力、IMEコンポジションウィンドウの正確な表示
  • CJKテキストナビゲーション: Option+Arrowでの単語単位移動が正しく動作

Shift+Enter 改行

セットアップ不要で、Shift+Enterで改行が可能に。複数行のプロンプトが格段に書きやすくなりました。

/teleport コマンド

ターミナルのセッションをclaude.ai/code にそのまま転送できます。外出先でブラウザから作業を継続する、といった使い方が可能です。

ワイルドカードパーミッション

Bash(*-h*) のようなパターンマッチで、ツール実行の許可/拒否をきめ細かく制御できるようになりました。

Hooks — ワークフローの自動化

Claude Code 2.0(2025年9月)で導入された Hooks は、エージェントのライフサイクルに応じて自動実行される仕組みです。2.1.0でさらに強化されました。

主要なフックイベント

イベントタイミング活用例
PreToolUseツール実行前危険なコマンドのブロック、入力バリデーション
PostToolUseツール実行後自動lint/フォーマット、テスト実行
UserPromptSubmitプロンプト送信時プロンプトの検証・補強
SessionStartセッション開始時環境チェック、初期設定
Stop応答完了時結果のログ記録、通知送信

実践例: ファイル保存後の自動フォーマット

{
  "hooks": {
    "PostToolUse": [
      {
        "matcher": "Write|Edit",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "npx prettier --write $CLAUDE_FILE_PATH"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

v2.1.0からは、スキルやエージェントのフロントマターにHooksを直接記述できるようになり、チーム内でのワークフロー共有がさらに容易になりました。

MCP(Model Context Protocol)エコシステムの成長

MCPは、AIツールと外部サービスを接続するためのオープンスタンダードです。2024年11月のAnthropicによる発表以降、急速にエコシステムが拡大しています。

2025年の主な動き

  • OpenAI: ChatGPTデスクトップアプリ、Agents SDK、Responses APIで正式採用
  • Microsoft: Windows 11への統合計画をBuild 2025で発表
  • エコシステム規模: 公開レジストリに500以上のMCPサーバー、品質検証済み1,200サーバー以上
  • 採用率: 前年比340%の成長

実務での活用

# Notion連携
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp

# PostgreSQL連携
claude mcp add --transport stdio postgres \
  -- npx -y @anthropic-ai/mcp-postgres $DATABASE_URL

# JIRA連携(チーム共有)
claude mcp add --transport http --scope project jira https://mcp.atlassian.com/jira

--scope project.mcp.json に保存すれば、Gitリポジトリ経由でチーム全体に共有できます。

Tool Search機能

MCPツールが増えてコンテキストの10%以上を占めると、Tool Search が自動で有効化されます。必要なツールだけをオンデマンドでロードするため、コンテキスト消費を最大85%削減できます。

IDE統合の進化

VS Code拡張(2025年9月〜)

  • インラインdiff表示とコード変更のレビュー・承認
  • @ メンションによるファイル・行範囲の指定
  • チェックポイント機能(コード状態の巻き戻し)
  • 複数タブでの並列会話
  • Chrome拡張との連携(@browser

JetBrains統合(2025年9月〜)

  • IntelliJ IDEA、WebStorm、PyCharmなど主要IDEに対応
  • JetBrains AI サブスクリプションに含まれるClaude Agent
  • ネイティブDiffビューアでのコード変更表示
  • 診断エラー(lint、syntax)の自動共有

デスクトップアプリ

  • macOS(Intel / Apple Silicon)とWindows(x64 / ARM64)に対応
  • 複数セッション並列実行とビジュアルdiffレビュー

その他の統合

  • GitHub Actions: PRやIssueで @claude メンションによるコードレビュー・実装
  • Chrome拡張: ライブWebアプリのデバッグ(ビルド→ブラウザテスト→コンソールログの統合ワークフロー)
  • Slack: @Claude メンションでバグレポートからPR作成

料金体系(2026年2月時点)

プラン月額Claude Codeデフォルトモデル
Free$0利用不可
Pro$20利用可能Opus 4.6
Max 5x$100利用可能(Proの5倍)Opus 4.6
Max 20x$200利用可能(Proの20倍)Opus 4.6
API従量課金使用量次第利用可能Sonnet 4.5

APIの価格(1Mトークンあたり)

モデル入力出力
Haiku 4.5$1$5
Sonnet 4.5$3$15
Opus 4.6$5$25
コスト管理のコツ

日常的なコーディングは Sonnet 4.5/model sonnet)、複雑な設計やリファクタリングには Opus 4.6/model opus)と、タスクに応じてモデルを使い分けるのが最もコスト効率の良い方法です。alt+p でセッション中にモデルを即切り替えできます。

プラグイン・マーケットプレイス

2025年後半から、Claude Codeにプラグインシステムが導入されました。

  • Skills、エージェント、Hooks、MCPサーバーをパッケージとして配布・インストール
  • コミュニティマーケットプレイスに270以上のプラグイン739のスキルが公開
  • マーケットプレイスごとの自動アップデート制御

競合との比較(2026年2月時点)

観点Claude CodeGitHub CopilotCursor
マルチエージェントAgent TeamsCopilot Workspaceなし
コンテキスト1Mトークンプロジェクト全体プロジェクト全体
MCP対応ネイティブ(500+サーバー)限定的対応
カスタマイズHooks・Skills・Plugins拡張機能Rules
ブラウザ連携Chrome拡張で統合デバッグなしなし
価格$20/月〜$0〜$39/月$20/月〜
オープンソースGitHubで公開非公開非公開

Claude Codeの最大の差別化ポイントは、Agent Teams + MCP + Hooks/Skills の組み合わせによる高度なカスタマイズ性です。定型的なコード補完はCopilotが強く、プロジェクト理解力ではCursorも高い水準ですが、複雑なワークフローの自動化やマルチエージェント協調は現時点でClaude Codeが先行しています。

AIコーディングツールの詳しい比較は「Claude Code vs GitHub Copilot 2026年最新版」もご覧ください。

まとめ:開発者が今すぐやるべきこと

今回のアップデートで、Claude Codeはターミナルツールから開発プラットフォームへと進化しました。

すぐに試せること:

  1. /model opus で Opus 4.6 に切り替えて、1Mコンテキストの恩恵を体感する
  2. .claude/settings.json で Hooks を設定して、lint/テストを自動化する
  3. claude mcp add でよく使うサービス(GitHub、Slack、DB等)を接続する
  4. .claude/skills/ にチーム共有のスキルファイルを作成する

中期的に検討すべきこと:

  • Agent Teams の評価(大規模リファクタリングや並列テストに有効)
  • Claude Code SDK を使った CI/CD パイプラインへの統合
  • プラグインマーケットプレイスからのワークフロー拡張

AIコーディングツールの進化速度は年々加速しています。触って試すことが最大のキャッチアップです。まだ使っていない方は、Proプラン($20/月)から始めてみてください。

※本記事の情報は2026年2月14日時点のものです。Claude Codeは頻繁にアップデートされるため、最新情報は公式ドキュメントをご確認ください。

Share