紅の砂漠レビューまとめ|発売前の評価と買うべきかの判断材料
- 紅の砂漠を買うか迷っている方
- 先行レビューの評価をまとめて知りたい方
- PC版・PS5版・Xbox版のどれを選ぶか判断したい方
- 黒い砂漠との違いが気になる方
「6時間遊んで、こんなに圧倒的で混沌としたゲームは初めてだった。もっと欲しい」。PC Gamerのプレビュアーはそう書いた(PC Gamer)。
一方で「荒削りなダイヤモンド」という評価もある(GamesHub)。戦闘は最高クラスだが、インベントリは混沌、操作は複雑、序盤8時間は修行期間。手放しで絶賛とはいかない。
『紅の砂漠(Crimson Desert)』は2026年3月19日グローバル発売(日本時間3月20日)。レビュー解禁は3月18日。発売直前の今、先行プレイレポートとリーク情報から見えてきた本作の実像を整理する。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年3月20日(日本時間) |
| 開発 | Pearl Abyss(『黒い砂漠』開発元) |
| 対応機種 | PC(Steam / Epic) / PS5 / PS5 Pro / Xbox Series X|S / macOS |
| 価格(税込) | スタンダード 10,980円(69.99ドル) / デラックス 12,580円(79.99ドル) |
| ストレージ | 150GB |
| レビュー解禁 | 2026年3月18日 15:00 PT |
| マイクロトランザクション | ローンチ時は予約特典以外なし |
出典: Steam、Insider Gaming
Pearl Abyssは2010年創業の韓国のスタジオだ。MMORPG『黒い砂漠(Black Desert Online)』で世界的に知られる。紅の砂漠は当初、黒い砂漠の前日譚として構想されたが、開発中に独立したIPへと方向転換した(Wikipedia)。MMOの課金モデルとは無縁の完全買い切りシングルプレイヤー。黒い砂漠の印象で敬遠していた人にとっては朗報だろう。
戦闘:「DMCがオープンワールドに出てきた」
先行プレイで最も評価が高いのが戦闘だ。
ファミ通は「操作が複雑だから気持ちいい」と表現した(ファミ通)。ソウルライク系のようにタイミングを見極める緊張感ではなく、ガンガン攻撃を繰り出す設計。習熟するほど快感が増すタイプだ。
主人公クリフの技は最初こそシンプルだが、スキルツリーとともに膨れ上がる。特徴的なのは「敵の技を観察して習得する」システム。戦闘中に相手の動きを見て、その技を自分のものにできる。Devil May CryやNinja Gaidenを引き合いに出すレビュアーが複数いたのも頷ける(NotebookCheck)。
電撃オンラインの先行レビューでは「まったく底が見えない恐ろしいゲーム。アクションの多様性にシビれながらも圧倒的なコンテンツ量に驚愕」と評されている(電撃オンライン)。
ゲームエイトのレポートも興味深い。「プロレス技まで飛び出す怒涛のアクション」という見出しが示す通り、ジャンルの枠を超えた自由度がある(ゲームエイト)。
ただし、この戦闘システムには裏面がある。
操作の壁:最初の8時間は修行
戦闘が素晴らしいのはわかった。では、それ以外はどうか。
YouTuber Revenant(登録者約70万人)がレビュー解禁前にインプレッションを投稿し、後に削除した。その内容が各メディアに引用されている(GamesHub)。
彼の評価は「荒削りなダイヤモンド(Diamond in the Rough)」。戦闘は信じられないほど素晴らしいが、それ以外の部分に粗がある。具体的には以下だ。
- 操作スキームが混乱する: ボタン配置が独特で、慣れるまで時間がかかる
- インベントリが混沌: クエストで受け取ったアイテムがクエスト完了後もバックパックに残る。アイテム枠は限られているのに、拠点にストレージがない
- パズルが遅い: アクションのテンポを崩すスローなパズルセクションがある
- 最初の8時間が修行期間: ゲームが手を取ってくれない。忍耐が要る
The Gamerは「A Confusing Technical Marvel(混乱させる技術の驚異)」と題したプレビューを出している(The Gamer)。技術力は認めるが、プレイヤーに優しくない面がある、と。
オープンワールド:スカイリムの2倍、RDR2より広い
マップの広大さは数字で語られている。Pearl Abyssによれば、舞台となるパイウェル大陸はスカイリムの2倍以上、RDR2よりも広い(IGN Japan)。
PlayStation Blogの4時間ハンズオンレポートでは、出発地点の町ヘルナンドから広がる世界の密度が強調されている。釣り、料理、ハウジング、盗賊の拠点攻略、好感度・貢献度システムなど、黒い砂漠で培われた「生活系コンテンツ」が大量に詰め込まれている(PlayStation Blog)。
Skill Upは「今までプレイした中で最も野心的なオープンワールドゲーム」と評した。FightinCowboyは「エルデンリングより楽しめた」。IGNは「次のRDR2」とまで言っている(ResetEra)。
こうした絶賛の裏には懸念もある。NeoGAFでは「ストーリーと戦闘に関しては見せてくれたが、クエストデザインについてはほとんど情報がない。Witcher 3やKingdom Come 2が評価されたのは書き込みとクエストの質だった」という指摘が上がっている(NeoGAF)。Pearl Abyssはシングルプレイヤーゲームの経験が浅い。そこが本作の最大の不確定要素だ。
パフォーマンス:PCは安心、コンソールは要注意
Digital Foundryの発売前ビルド検証によると、PS5 Proはパフォーマンスモード+VRR環境で60fps超が可能。全モードでレイトレーシング対応という力の入れようだ(Game*Spark)。
問題は通常のPS5とXbox。Screen Rantの報道によれば、ベースPS5の情報がほとんど出ていないことにゲーマーが不安を抱いている(Screen Rant)。Xbox Series Sに至ってはパフォーマンスモードで720p/40fps、クオリティモードで1080p/30fpsという厳しい数字だ(GameSpot)。
| 機種 | モード | 解像度 | FPS |
|---|---|---|---|
| PC(推奨) | - | 1440p | 60fps |
| PS5 Pro | パフォーマンス | 4K(アップスケール) | 60fps+ |
| PS5 Pro | クオリティ | 4K(ネイティブ) | 30fps |
| Xbox Series X | クオリティ | 4K(アップスケール) | 30fps |
| Xbox Series S | パフォーマンス | 720p | 40fps |
出典: GameSpot、Game*Spark
PCならスペック次第で最高の体験が得られる。ただし、最低でも16GBのRAMとモダンなGPUが必須。150GBのストレージも確保しておく必要がある。
デラックス版(12,580円)はスタンダード版+1,600円でコスメアイテムが付属する。ゲーム内課金は一切ないため、見た目にこだわるなら検討の価値あり。ただ、ゲームプレイに影響するコンテンツの差はないので、まずはスタンダード版で十分だ。
レビュースコア予測
正式なレビュー解禁前(2026年3月17日時点)だが、リークされた評価と先行プレイの温度感から、コミュニティではMetacritic 80〜85点が予想されている(ResetEra)。
Revenantは「レビュアーが学習曲線を乗り越え、QoLの問題が重くスコアに反映されなければ、90〜95も現実的」とも述べている(GamesHub)。
戦闘だけ見れば文句なしの高評価。それ以外の粗がどこまでスコアに響くか。3月18日の解禁で答えが出る。
光と影
光
- 戦闘システムの革新性: DMCやNinja Gaidenに匹敵するアクション性をオープンワールドで実現
- マップの圧倒的な広さと密度: スカイリムの2倍以上、生活系コンテンツも豊富
- グラフィックの美しさ: 自社エンジン「BlackSpace Engine」による描画力はトップクラス
- マイクロトランザクションなし: 買い切りで全コンテンツを楽しめる
- マルチプラットフォーム: PC、PS5、Xbox、Macに対応
影
- 序盤の学習コストが高い: 最初の8時間は忍耐が必要
- インベントリとUIの粗さ: ストレージ不足、アイテム管理の不便さ
- コンソール(特にXbox Series S)のパフォーマンス: 720p/40fpsは厳しい
- ストーリーの不確定要素: Witcher 3級を期待すると肩透かしの可能性
- Pearl Abyssのシングルプレイヤー経験の浅さ: MMO開発の実績はあるが、ストーリー主導のゲームは未知数
買うべきか
発売前の情報だけで断言はできない。ただ、ここまでの先行レビューから見えるプレイヤー像は明確だ。
向いている人:
- アクション戦闘に没頭できる人。操作が複雑なほど燃えるタイプ
- 広大なオープンワールドを自分のペースで探索したい人
- 黒い砂漠の「世界に住む」感覚が好きだった人
向いていない人:
- 序盤から親切なチュートリアルがほしい人
- ストーリーの質を最優先する人(Witcher 3やKingdom Come 2を求めるなら注意)
- Xbox Series Sでプレイ予定の人(パフォーマンスが厳しい)
個人的には、3月18日のレビュー解禁を待ってから判断するのが堅実だと思う。予約してまで発売日に遊ぶ必要があるかは、正式レビューの内容次第だ。戦闘に魅力を感じたなら、PC版かPS5 Pro版を第一候補にするのが良いだろう。
本記事は発売前(2026年3月17日時点)の先行レビュー、プレビュー、リーク情報をもとに構成しています。正式なレビュー解禁は2026年3月18日です。価格・仕様は執筆時点の情報であり、発売後に変更される可能性があります。日本円価格は為替レートにより変動する場合があります。「Crimson Desert」「紅の砂漠」はPearl Abyss Corp.の商標です。「PlayStation」はソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標です。「Xbox」はMicrosoft Corporationの登録商標です。その他、記事中の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
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