【2026年版】エンジニアの副業の始め方|案件獲得から確定申告まで完全解説
- 副業で収入を増やしたいエンジニア
- 将来的に独立・フリーランスを考えている方
- 副業の始め方や案件獲得の方法を知りたい方
エンジニアのスキルは副業との相性が非常に良く、週末や平日夜の数時間を活用するだけで月5〜30万円の収入を得ることも可能です。
本記事では、エンジニアが副業を始めるための具体的な手順から、案件獲得プラットフォームの選び方、報酬相場、確定申告の注意点まで、実践的に解説します。
エンジニアが副業をするメリット
1. 収入の増加
本業以外の収入源を持つことで、経済的な余裕が生まれます。スキルレベルや稼働時間によっては、月10〜30万円程度の副収入も十分可能です。
- 貯金・投資資金の確保
- 生活水準の向上
- 経済的リスクの分散
2. スキルアップと市場価値の向上
本業では触れない技術や業界の案件に挑戦することで、スキルの幅が広がります。
- 新しい技術スタックへの挑戦
- 多様な業界・ドメイン知識の獲得
- 実務経験の積み重ね
3. 独立・フリーランスへの準備
副業で実績を積むことは、将来的な独立の準備として最適です。
- クライアントとのコミュニケーション経験
- 案件獲得ノウハウの蓄積
- 収入の見通しを立てた上での独立判断
詳しくは「未経験→フリーランスエンジニアのロードマップ」も参照してください。
4. 人脈・ネットワークの拡大
副業を通じて、本業では出会えない人々とのつながりができます。
- 他社エンジニアとの交流
- 経営者・起業家との接点
- 将来のビジネスチャンスの種
エンジニア副業の主なタイプ
エンジニアの副業には、いくつかのタイプがあります。自分のスキルセットや使える時間に応じて選びましょう。
1. 受託開発(コーディング案件)
特徴: Web制作、アプリ開発、API開発など、具体的な成果物を納品する案件。
- メリット: 報酬が明確、実績が積みやすい
- デメリット: 納期に追われる、スケジュール調整が必要
- 報酬相場: 1案件5〜50万円(規模・難易度による)
2. 技術メンター・コンサルティング
特徴: プログラミング学習者や企業向けに、技術的アドバイスを提供。
- メリット: 時給単価が高い、知識の整理になる
- デメリット: コミュニケーション能力が必要
- 報酬相場: 時給2,000〜5,000円
3. ブログ・コンテンツ制作
特徴: 技術記事執筆、動画コンテンツ制作、Udemyコース販売など。
- メリット: ストック型収入、時間の自由度が高い
- デメリット: 収益化まで時間がかかる
- 報酬相場: 月数千円〜数十万円(アクセス・販売数次第)
4. OSS開発・ツール販売
特徴: オープンソース活動、自作ツール・ライブラリの有料販売。
- メリット: 自分のペースで開発可能、ポートフォリオになる
- デメリット: 収益化が難しい場合も
- 報酬相場: 月数百円〜数万円(寄付・販売次第)
5. 技術顧問・アドバイザー
特徴: スタートアップや中小企業の技術的意思決定をサポート。
- メリット: 高単価、経営視点が身につく
- デメリット: ある程度の経験・実績が必要
- 報酬相場: 月5〜30万円(稼働時間・役割による)
副業案件獲得プラットフォーム比較
エンジニアの副業案件を探せる主要プラットフォームを比較します。
| プラットフォーム | 案件タイプ | 報酬目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| クラウドワークス | Web制作、システム開発、ライティング | 1案件3〜30万円 | 案件数が豊富、初心者でも参入しやすい |
| ランサーズ | Web制作、アプリ開発、デザイン | 1案件5〜50万円 | 大手プラットフォーム、本人確認制度あり |
| ココナラ | スキル販売、相談、コーディング | 1件1,000円〜5万円 | 自分のサービスを出品できる |
| MENTA | プログラミングメンター | 月額1,000〜1万円/人 | メンタリング特化、継続収入 |
| Offers | 副業・複業マッチング | 時給3,000〜5,000円 | 企業とのマッチング、週5〜10時間の案件 |
| Findy Freelance | フリーランス・副業案件 | 時給4,000〜6,000円 | スキル偏差値でマッチング、経験者向け |
| レバテックフリーランス | フリーランス・副業案件 | 月40〜80万円 | 業界最大級のエージェント、高単価案件が多い |
| Wantedly | 副業・複業募集 | 応相談 | カジュアル面談から、企業文化重視 |
初心者におすすめ
- クラウドワークス / ランサーズ: 小規模案件から挑戦できる
- ココナラ: 自分のスキルを明確にパッケージ化して販売
経験者向け
- Findy Freelance / レバテックフリーランス: 高単価案件を狙える
- Offers: 企業と直接マッチング、中長期案件
報酬相場(スキル・案件タイプ別)
副業での報酬は、スキルレベルと案件タイプによって大きく変わります。
| スキルレベル | 案件タイプ | 報酬相場(時給換算) | 月収目安(週10時間) |
|---|---|---|---|
| 初級 | HTML/CSS コーディング | 1,000〜2,000円 | 4〜8万円 |
| 初級 | WordPress カスタマイズ | 1,500〜3,000円 | 6〜12万円 |
| 中級 | Webアプリ開発(Rails/Laravel) | 3,000〜5,000円 | 12〜20万円 |
| 中級 | モバイルアプリ開発 | 3,500〜6,000円 | 14〜24万円 |
| 上級 | システム設計・アーキテクト | 5,000〜10,000円 | 20〜40万円 |
| 上級 | 技術顧問・CTO代行 | 月額固定5〜30万円 | 5〜30万円 |
※週10時間稼働(平日2時間×5日)を想定
報酬を上げるポイント
- 実績・ポートフォリオの充実: GitHub、個人サイトで公開
- 専門性の確立: 特定技術・業界に特化する
- 継続案件の獲得: 単発より長期契約の方が安定
- スキルアップ: 最新技術へのキャッチアップ
本業と副業の時間管理のコツ
副業で無理をして本業に支障が出ると、本末転倒です。持続可能な働き方を心がけましょう。
1. 稼働時間を明確にする
- 平日夜2時間 + 週末5時間 = 週15時間
- 月間60時間程度が無理なく続けられる目安
2. 納期に余裕を持つ
- 見積もり時間の1.5〜2倍で納期設定
- 本業の繁忙期は受注を控える
3. ツールで効率化
- タスク管理: Notion、Trello、Asana
- 時間管理: Toggl Track、RescueTime
- コミュニケーション: Slack、Chatwork、Zoom
4. 断る勇気を持つ
- スケジュールが厳しい案件は無理に受けない
- 自分の市場価値に見合わない低単価案件は避ける
5. 定期的に振り返る
- 月1回、副業の収支・稼働時間を確認
- 疲労度や本業への影響をチェック
副業の確定申告と税金
副業の所得が年間20万円を超える場合、確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は必要なため、お住まいの市区町村への届出を忘れないようにしましょう。無申告はペナルティの対象になるため注意が必要です。
副業所得が20万円を超えたら確定申告が必要
- 所得 = 収入 - 経費
- 年間の副業収入が50万円、経費が35万円なら所得は15万円 → 申告不要
- 年間の副業収入が50万円、経費が25万円なら所得は25万円 → 申告必要
副業所得が事業所得と認められるには、継続的な営利活動であること、社会通念上の事業規模であることなどが求められます。国税庁の通達では、帳簿書類の備付け・保存がある場合は原則として事業所得とされますが、収入が300万円以下で帳簿がない場合は雑所得となる可能性があります。判断に迷う場合は税理士に相談しましょう。
開業届と青色申告
副業を本格的に続けるなら、開業届を提出して青色申告するのがおすすめです。
開業届のメリット
- 屋号が持てる(銀行口座開設など)
- 青色申告の申請が可能
青色申告のメリット
- 最大65万円の特別控除(e-Taxまたは電子帳簿保存)
- 赤字の繰越(3年間)
- 家族への給与を経費にできる(青色事業専従者給与)
経費にできるもの(例)
- PC、モニター、周辺機器
- 開発ツール、SaaSサブスクリプション
- レンタルサーバー、ドメイン
- 技術書籍、オンライン学習費用
- 通信費(按分)
- 自宅作業の場合、家賃・光熱費の一部(按分)
会計ソフトの活用
確定申告を効率化するには、会計ソフトの利用が必須です。
詳しくは「freee vs マネーフォワード比較」を参照してください。
おすすめの会計ソフト:
- freee: 初心者向け、UI がわかりやすい
- マネーフォワード クラウド確定申告: 銀行・クレカ連携が充実
- やよいの青色申告オンライン: 初年度無料、老舗の安心感
確定申告の流れ
- 12月末: 年間の収入・経費を集計
- 1月: 必要書類(源泉徴収票、請求書、領収書)を準備
- 2月16日〜3月15日: 確定申告書を提出(e-Taxまたは税務署窓口)
- 3月: 納税または還付
副業を始める前の注意点
副業を始める前に、必ず会社の就業規則を確認しましょう。副業禁止規定がある場合、トラブルの原因になります。
1. 会社の就業規則を確認する
- 副業禁止・許可制・届出制のいずれか
- 禁止の場合は、まず人事や上司に正式に相談を
2. 競業避止義務に注意
- 本業と競合する業務は避ける
- 本業の顧客・取引先との直接取引は厳禁
- 機密情報の漏洩リスクを避ける
3. 本業に支障をきたさない
- 副業で疲弊して本業のパフォーマンスが落ちると本末転倒
- 健康管理、睡眠時間の確保も重要
4. 契約書をしっかり確認
- 報酬、納期、著作権、損害賠償条項など
- 不明点はクライアントに質問する
- トラブル時の証拠として保存
5. 確定申告を忘れない
- 無申告はペナルティ(無申告加算税、延滞税)
- 会計ソフトで日々記帳しておくと楽
まとめ
エンジニアの副業は、収入アップ・スキルアップ・独立準備と、多くのメリットがあります。
副業成功のポイント:
- 自分に合った副業タイプを選ぶ: 受託、メンター、コンテンツなど
- プラットフォームを活用: クラウドワークス、Offers、レバテックフリーランスなど
- 無理のない稼働時間: 週10〜15時間が目安
- 確定申告は必須: 所得20万円超は確定申告、青色申告でお得に
- 会社の就業規則を確認: トラブル防止のため事前確認
まずは小さな案件から始めて、徐々に実績を積み重ねていきましょう。副業での経験は、本業でも必ず活きてきます。
将来的にフリーランスを目指す方は、「未経験→フリーランスエンジニアのロードマップ」も併せてご覧ください。