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Gaming 21分で読める

サブノーティカ2 早期アクセス開始|4人co-op初導入と評価まとめ

この記事はこんな人におすすめ
  • Subnautica 2を買うか迷っている方
  • 早期アクセス開始直後の評価を知りたい方
  • 前作Subnautica / Below Zeroが好きだった方
  • 法廷ドラマを経て発売された経緯が気になる方

「100%サブノーティカだ。でも深海から始まるのが怖すぎる」。事前プレイテストに参加したRedditユーザーの第一声はこうだった(The Gamer)。

『Subnautica 2』が2026年5月14日、Steam・Epic・Xbox Game Pass Ultimate・PC Game Passで早期アクセス開始となった。Steamで500万人以上がウィッシュリスト登録した、2026年最大級の注目作だ(PC Gamer)。

ただ、本作はゲーム単体の話では終わらない。パブリッシャーKraftonとの2.5億ドル(約375億円)規模の契約紛争を経て、創業者と元CEOが復職してリリースに漕ぎ着けた経緯がある作品でもある(Outlook Respawn)。技術的な進化、シリーズ初の4人協力プレイ、そして発売前夜のリーク。整理する。

基本情報

項目詳細
早期アクセス開始2026年5月14日
開発・パブリッシャーUnknown Worlds Entertainment(自社パブリッシング復帰)
対応機種PC(Steam / Epic Games Store / Microsoft Store)/ Xbox Series X|S
価格早期アクセス開始時のグローバル価格 約29.99ドル(韓国33,700ウォン、日本円換算で約3,700円前後、税・手数料別・為替変動あり)
利用可能サービスXbox Game Pass Ultimate / PC Game Pass(初日対応)
プレイ人数ソロ + 最大4人オンラインco-op
クロスプレイ対応
エンジンUnreal Engine 5

出典: SteamXbox WireThe Korea Times

舞台は前作とは異なる新しい海洋惑星。プレイヤーはこの未知の海を一から探索することになる(Subnautica Wiki)。早期アクセスは1〜2年程度継続する見込みで、内容は段階的に追加されていく。

進化ポイント1:Unreal Engine 5の海

前作Subnauticaの最大の魅力は「海の説得力」だった。沈黙、光の屈折、遠くから聞こえる謎の鳴き声。あの恐怖と没入感がエンジン刷新で再構築されている。なお前作はUnityで制作されており、エンジン自体の世代も大きく変わっている(Subnautica Wiki)。UE5化に伴いPC側の動作要件は重くなる見込みのため、ストア掲載のシステム要件は購入前に確認したい。

PC Gamerは早期アクセス版の検証で「サンゴに当たる光、水の物理挙動。すべてがリアルに反応する。前作で『不気味だった』海が、ここでは『生きている海』になっている」と評価した(PC Gamer)。

特筆すべきは新しい「彫刻型(sculptural)」基地建設システムだ。前作のグリッド制限から解放され、有機的な形を持つ基地を海底に組み上げられる。「海底に住む」感覚はより強くなったとされる。

進化ポイント2:シリーズ初の4人co-op

シリーズに初めて協力プレイが導入された。これは賛否を呼んでいる要素でもある。

GameSpotがまとめた仕様によると、最大4人で同一ワールドを共有できる。クロスプレイは Steam・Epic・Xbox 間で対応する(早期アクセス時点でPS5は対象外)(GameSpot)。具体的には以下のような設計だ。

  • 共有インベントリ: ワールド内の収納ロッカーは全員がアクセス可能
  • データエントリーの共有: 誰か1人が新素材や生物をスキャンすれば、レシピは全員のものになる
  • 柔軟な参加・離脱: ホストが物語を進めていても、新規プレイヤーはいつでも参加可能(物語の重要シーンはスキップされる)
  • キャラ選択: 4種類のプリセットキャラから選択。早期アクセス期間中にカスタマイズ要素を追加予定

Redditでは反応が割れている。「サブノーティカは『たった1人で敵対的な世界に放り出される』のが本質だった。co-opは余計」という声がある一方、「孤独すぎてクリアできなかった人にこそ朗報」という意見もある(The Gamer)。Unknown Worldsの開発リードは「あくまでソロ体験が基本。希望者のためのオプションとしてのco-op」と位置づけている(GamesRadar)。

co-op自体は前作プレイヤーが長年要望してきた機能だ。Mod「Nitrox」で疑似的に実装されていたが、公式対応はシリーズ初。設計判断の答えが出るのは早期アクセス開始後の数週間だろう。

進化ポイント3:恐怖の出発点

前作Subnauticaは浅瀬から始まった。穏やかなセーフゾーンで道具を揃え、徐々に深部へ進む構成だった。

Subnautica 2はこの定石を覆す。プレイテスト参加者の感想に「最初から深いところに放り出される。怖すぎる」とあるのは、この設計変更を指している(The Gamer)。前作の浅瀬で慣れた人ほど、序盤の緊張感は段違いだ。

開発元は「探索ゲームとしての設計を、前作の名匠的なプレイヤー主導型発見の上にさらに拡張した」と説明している(PC Gamer)。地図もマーカーも与えず、プレイヤーの好奇心だけで進めさせる前作の設計思想は健在ということになる。

法廷ドラマ:Krafton vs Unknown Worlds

Subnautica 2を語る上で外せないのが、パブリッシャーKraftonとの法廷闘争だ。ゲーム評価とは別軸の話だが、開発体制を知る上で重要なので整理しておく。

経緯はこうだ(Windows CentralDelaware Chancery Court)。

  1. 2021年: Kraftonが5億ドルでUnknown Worldsを買収。Subnautica 2の早期アクセスを特定時期までに開始すれば2.5億ドルのアーンアウト・ボーナスを開発陣に支払う契約
  2. 2025年: Kraftonが取締役会決議で創業者Charlie Cleveland、Max McGuire、CEO Ted Gillを突然解任。「ゲームの完成度に懸念」が理由とされた
  3. 同年: Krafton CEO Changhan KimがChatGPTに「敵対的買収戦略の起案」を相談していたと複数メディアが報道(社内タスクフォース名「Project X」、Game DeveloperFortune
  4. 2026年3月16日: デラウェア州衡平法裁判所が判決(Phase 1)。裁判所はKrafton側の契約違反を認め、Ted Gillの即時CEO復帰命令と、2.5億ドルアーンアウトの達成期限を258日延長(2026年9月15日まで)する救済を命じた。アーンアウト毀損の損害賠償については後続のPhase 2で別途審理されると報じられている
  5. 2026年5月: Unknown WorldsがSubnautica 2の自社パブリッシング権を回復し、5月14日に早期アクセス開始

Redditのコミュニティでは「クリエイティブ側が勝った」「パブリッシャーが介入しようとしても、最終的に作り手の側が勝ったから製品は大丈夫だろう」という反応が広まっている(The Gamer)。

法廷闘争は完全には終わっていないとする報道もある(Game Developer)。ただ、少なくとも早期アクセス開始時点でゲームの主導権はUnknown Worldsに戻っている。

リリース直後の評価

執筆時点(2026年5月14日リリース当日)で集まっている初期インプレッションを整理する。

肯定的な声:

  • 「100%サブノーティカ。前作ファンが期待する没入感がそのまま」(プレイテスト参加者、Reddit経由)
  • 「UE5の海は別物。前作の不気味さに『美しさ』が乗った」(PC Gamer)
  • 「Unknown Worldsが過去にリリースしたどの早期アクセスより、規模も完成度も高い」(開発リードのコメント、複数メディアで確認)

懸念の声:

  • 「co-opは要らなかった派とほしかった派で評価が割れる」(Reddit / Steamコミュニティ)
  • 「深海スタートは前作の浅瀬の安心感が好きだった人には合わない」(プレイテスター)
  • 「早期アクセスである以上、ストーリーやコンテンツが揃うのは今後の更新次第」(複数レビュー)

リリース直後にやや特殊な状況も発生した。発売48時間前にビルドがリークし、ネタバレが一部出回ったとされる(TweakTown)。ストーリーや新生物を未体験で味わいたい人は、SNSやYouTubeのサムネ閲覧に注意したい。

早期アクセス購入の判断軸

早期アクセスは未完成のゲームを「育てる過程」を共有する売り方だ。Subnautica 2のロードマップでは1〜2年かけて段階的にコンテンツが追加される予定(Insider Gaming)。完成品を楽しみたい人は正式リリースを待つ判断もある。一方、Xbox Game Pass加入者はサブスク内で初日からプレイできるため、購入リスクは小さい。

光と影

  • Unreal Engine 5による海の表現力: 光の屈折、水の物理、サンゴの反応まで再構築
  • 彫刻型基地建設: グリッド制限のない有機的な拠点構築
  • シリーズ初の公式co-op: 最大4人、共有インベントリ、データ共有、クロスプレイ対応
  • 新惑星の探索: 前作とは異なる海洋世界、シリーズ未経験でも入りやすい
  • Game Pass初日対応: サブスクで気軽に試せる
  • 創業者・CEO復帰: クリエイティブの主導権がUnknown Worlds側にある

  • 早期アクセス開始時点の未完成感: ストーリー・コンテンツは今後の更新で追加
  • co-op設計への賛否: 「孤独な恐怖」が魅力だった人には違和感の可能性
  • 深海スタートの難易度: 前作の浅瀬チュートリアル的な安心感はない
  • 発売前ビルドリーク: ネタバレを避けたい人はSNS閲覧に注意
  • 長期化する法的余波: Krafton側との完全決着はまだとの報道あり

自分ならこう判断する

電脳狐影として、本作の購入をどう考えるか。

前作Subnauticaは「ひとりで深海に放り込まれる孤独」と「未知への好奇心」が同居する、稀有な体験だった。あの感覚を新エンジンで再構築してくれるなら、それだけで価値がある。一方で、co-opが追加されたことで「孤独設計」がどこまで保たれているかは未知数だ。

判断軸を3つに整理する。

今すぐ買って遊ぶ:

  • 前作Subnauticaを完走して、もう一度あの世界に潜りたい人
  • Xbox Game Pass加入者(追加コストなしで試せる)
  • 早期アクセスの育成過程を楽しめる人

様子見:

  • 前作未プレイで、完成品から入りたい人
  • co-op目当て(ボイスチャットを使う友人グループがいないと真価が出にくい)
  • ストーリーやエンディングを重視する人(早期アクセス中は未実装の可能性)

買わない:

  • サバイバル要素が苦手な人
  • 「水中の閉所」が生理的に厳しい人(本作はそこを助けてくれない)

個人的には、Game Passに加入していれば即試してOK、買い切りで悩むなら正式リリースまで待つのが堅実だと思う。

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免責事項

本記事は2026年5月14日(早期アクセス開始当日)時点の公開情報、開発元発表、レビュー各誌の報道、プレイテスト参加者のSNS発言をもとに構成しています。価格・仕様・対応プラットフォームは執筆時点の情報であり、早期アクセス期間中に変更される可能性があります。日本円換算は為替レートにより変動します。Krafton社とUnknown Worlds社の係争については、判決後も追加の訴訟手続きが進行中との報道があります。「Subnautica 2」はUnknown Worlds Entertainment, Inc.の商標です。「Krafton」は株式会社クラフトンの商標です。「Xbox」「Game Pass」はMicrosoft Corporationの登録商標です。「Steam」はValve Corporationの登録商標です。「Epic Games Store」はEpic Games, Inc.の商標です。「Unreal Engine」はEpic Games, Inc.の登録商標です。本記事の筆者は早期アクセス開始時点で本作をプレイ完了しておらず、評価部分はレビュー各誌およびユーザー発言のまとめです。

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