グランブルーファンタジー リリンク エンドレスラグナロク Switch 2版レビュー|30fps妥協の価値
「Switch 2版のグラブル リリンクは、持ち運べる完全版だ。PS5との差は思ったより小さい」。Nintendo LifeはSwitch 2版を「完全に快適(feels right at home)」と評した。米ゲームメディアFinal Weaponは「衝撃的なほど良い(Shockingly Good)」と断言した。
2024年に発売されたアクションRPG『グランブルーファンタジー リリンク』に、大型拡張「エンドレスラグナロク」が加わった。2026年7月9日、Nintendo Switch 2版を含む全プラットフォームで世界同時発売。国際的批評集計サイトMetacriticでの平均スコアは83点(電ファミニコゲーマー)。
問題は「PS5から30fps下がることに価値があるか」だ。本稿ではSwitch 2版を中心に、新コンテンツの実力を正直に評価する。
- 前作『グラブル リリンク』をPS5/PCで遊んだSwitch 2ユーザー
- Switch 2版への購入を30fpsという理由で迷っている方
- ローグライクモード「コンフリクス」の詳細を知りたい方
- 本家グランブルーファンタジー(スマホ版)のファンで、リリンクが気になっている方
シリーズ最大の拡張 — エンドレスラグナロクとは
『グランブルーファンタジー リリンク』は、スマホゲーム「グランブルーファンタジー」の世界観を舞台にしたアクションRPGだ。2024年にPS5/PC向けに発売され、ファンから高い評価を受けた本作が、Switch 2版と同時に大型拡張「エンドレスラグナロク」を引っ提げて帰ってきた。
追加される主なコンテンツは4つ。
- 新ストーリー章「エンドレスラグナロク」 — 本編の続きとなる新しいナラティブ
- ローグライクモード「コンフリクス」 — バトルアリーナを連続クリアしながら一時的な強化を積み重ねる新モード
- 6人の新プレイアブルキャラクター — ビアトリクス、ユーステス、フラウ、フェデル、マグリエル、ガランツァ
- カオス難易度 + マスタートレイツ — エンドゲームプレイヤー向けの難易度と育成上限の拡張
価格は新規購入のStandard Editionが6,930円(税込)、前作所持者向けのアップグレードキットは3,960円〜(税込)。前作のセーブデータはSwitch 2版への引き継ぎに非対応のため、既存プレイヤーも実質的に新規スタートとなる点は注意が必要だ(ゲームエイト)。
また、今回からクロスプレイが解禁された。Switch 2、PS5、PC間でオンライン4人協力プレイができるようになっており、プラットフォームを問わず友人と遊べる。
Switch 2版の実力 — 30fpsは許容できるか
最大の懸念はフレームレートだ。PS5/PC版が60fpsで動作するのに対し、Switch 2版はドック時1080p/30fps固定、携帯時は解像度が下がる。
ただし、実際のプレイ体験はこの数字ほどネガティブではない。
GamingWatcherの技術分析によると、「探索中も激しいバトル中も、30fpsはほぼ安定して維持される」。課題はフレームペーシング(フレームの到着間隔の均一性)がわずかに不規則な点で、「カクつき」としてではなく「わずかな引っかかり感」として現れる程度だ。
セルシェードを基調としたアートスタイルが功を奏している。写実的なグラフィックと異なり、この表現スタイルはフレームレートの低下を視覚的にカバーする力がある。TheSixthAxisは「携帯モードでも自宅プレイでもビジュアルの魅力は損なわれていない」と評価した。
一方、60fpsのPS5版に慣れたプレイヤーが乗り換えた場合、戦闘の応答感が一段落ちたと感じる可能性は否定できない。グラブル リリンクの戦闘はコンボ精度が問われる場面が多いため、アクションの反応速度を重視するならPS5/PC版が依然として優位だ。
新コンテンツの核心 — ローグライク「コンフリクス」
エンドレスラグナロクの目玉は、新ローグライクモード「コンフリクス(The Conflux)」だ。
連続したバトルアリーナをクリアしながら、エンカウンター間で一時的な強化バフを選択して積み重ねていく。ランごとにバフの組み合わせが変わるため、毎回異なる戦略を求められる。解禁条件は第6章のサイドクエストクリアで、エンドゲーム向けコンテンツとして位置づけられている(Game8)。
RPGFanは「このモードの中毒性は前作のHigh End Quests(高難度クエスト)をはるかに上回る」と評した。COG Connectedは「エンドレスな戦闘、エンドレスな楽しさ(Endless Combat, Endless Fun)」と表現した。
また、バトル中に使える召喚システムが新たに追加された。GameWithのプレイレポートは「オールスターすぎる召喚システム」と表現し、本家スマホ版を知るユーザーには特に刺さる演出だと評価した。
難易度面ではカオス難易度が追加され、やり込み層を対象とした高難度クエストが提供される。キャラクターの成長上限を拡張する「マスタートレイツ」も実装され、ビルド構築の幅が一層広がった。
光と影 — 賞賛と批判の両面
賞賛される点
4Gamer.netのプレイレポートは「プレイヤーの期待に応えた大型拡張コンテンツで、シリーズを正統進化させる一本だった」と評価した。GameSparkは「中身が濃く、大盤振る舞いだった作品の集大成」と表現し、Empireは「確定版(the definitive edition)」と断じた。
GAME Watchのレビューは「前作プレイヤーが求めていたものが揃っている」と総括。Note.comのプレイ感想記事(きつと氏)は「正統進化して帰ってきたリリンク」と個人ブログで賞賛した。
Switch 2 SokuのスレッドではSwitch 2版について「PS5版と比べても遜色なく、バトルを存分に楽しめた」という評価が複数寄せられており(SWITCH速報)、携帯機でのプレイ体験に満足しているユーザーが多い。
批判される点
Nintendo Lifeは「A Deep, Addictive RPG With A So-So Story(中毒性の高いRPGだが、ストーリーは及第点どまり)」というタイトルをレビューにつけた。ストーリーの薄さは前作から引き続く課題であり、ナラティブ重視のプレイヤーには物足りなさが残る。
「コンフリクス」モードの解禁が第6章クリア後というハードルも批判の対象になっている。メインコンテンツに到達するまでに一定のプレイ時間が必要で、やり込みたいユーザーにとって入口が遠い。
また、Switch 2版はフレームペーシングのわずかな不規則さが体感に影響する場面もある。高リフレッシュレートのモニターやPS5に慣れたプレイヤーには、適応に時間がかかる可能性がある。
新規プレイヤー(前作未プレイ)
- Switch 2 Standard Edition: 6,930円(税込) — 前作本編 + エンドレスラグナロクをセットで収録
- ※前作のセーブデータはSwitch 2版への引き継ぎ不可
前作プレイ済み(PS5/PCユーザー)
- アップグレードキット: 3,960円〜(税込) — エンドレスラグナロクのみ追加購入
- ※Switch 2版を新たに購入する場合はStandard Editionが必要
プラットフォーム選択の基準
- 戦闘の応答感を最優先 → PS5/PC版(60fps)
- 携帯プレイ・寝転びプレイ重視 → Switch 2版(30fps/1080p)
- クロスプレイで友人と遊びたい → プラットフォーム問わず対応
公式サイトで詳細を確認
グランブルーファンタジー リリンク:エンドレスラグナロクの最新情報は公式サイトで。
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本記事は2026年7月25日時点の情報をもとに執筆しています。ゲームの価格や仕様は予告なく変更される場合があります。購入前に公式サイトや各ストアページで最新情報をご確認ください。記事内のリンクには一部アフィリエイトリンクが含まれる場合があります。