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Gaming 13分で読める

プラグマタ レビューまとめ|Metacritic 86点 カプコン新規IPの実力と惜しい点

この記事はこんな人におすすめ
  • プラグマタを買うか迷っていて、実際の評判を知りたい人
  • カプコンの新規IPに関心があるゲーマー
  • 「ハック&シュート」という新しい戦闘体験に興味がある人

「デモを15回クリアした。発売日に必ず買う」

ResetEraのスレッドに投稿されたこの一文が、プラグマタという作品の魔力を端的に表している。カプコンが6年越しに投入した完全新規IP。2020年のPS5発表トレーラーで初お披露目されてから、延期に延期を重ねてようやく2026年4月17日に発売された。

批評家の評価はOpenCritic 87点・推薦率95%。Metacriticはプラットフォームによってばらつきがあるが、PS5版86点・PC版88点・Nintendo Switch 2版90点と、いずれも高水準だ。ゲーム情報サイトKitGuruは「2026年における最高評価の新規AAAタイトル」と評した。

ただし「惜しい」という声も多い。ファミ通が「めちゃくちゃおもしろい」と絶賛する一方、Automatonは「楽しさと惜しさが同居するゲーム」と評した。この温度差がどこから来るのかを整理する。

舞台と基本設定

プラグマタの舞台は近未来の月面研究ステーション。主人公は宇宙服姿の男「ヒュー」で、小型アンドロイドの少女「ディアナ」と行動をともにする。二人の目標は、ステーションを支配する敵性AI「IDUS」を排除して地球に帰還することだ。

物語の核はIDUSとの戦いよりも、ヒューとディアナの関係にある。ヒューは「怒れるビデオゲームの父親」という典型を裏切る人物で、ディアナを一度も重荷扱いしない。プレゼントを渡したり、ハブエリアでかくれんぼをしたりと、二人の絆は会話の積み重ねで有機的に育っていく。

GamesRadarのレビュアーは「The Last of UsやGod of Warとは違う。ヒューとディアナの関係は最初から温かく、ゲームを通じてその温かさだけが増していく」と書いた。ベタな「父と娘」の文法を踏みながら、その上に独自の感触を乗せている。

「ハック&シュート」という新感覚の戦闘

プラグマタ最大の特徴は戦闘システムだ。「ハッキング」と「射撃」を同時に処理する、二重タスク型の戦闘体験が軸になる。

敵機体にはハッキングで装甲を剥がす必要がある。剥がした弱点部位に弾を撃ち込む。この二つの操作を同時進行でこなすことが基本になる。頭では分かるが、体で習得するまでに一定の時間がかかる独自の操作体系だ。

Game Informerは「ハッキングと射撃が同時に走るとき、アドリブと轟音のような爽快感が生まれる。近年で最も気持ちのいいシューターの一つだ」と評した。Famitsuのレビュアーは「進むほどにバトルが派手になっていく。ディアナとの会話の積み重ねと合わさって、どんどん引き込まれる」と書いている。

Game Watch(インプレス)は「遊べば遊ぶほど深みが増していくゲーム性」という表現を選んだ。習熟に応じてリターンが増す設計は、カプコンのアクションゲームらしい職人芸だ。

プレイ時間はメインストーリーのクリアまで約15時間。ダレる前に畳む潔さがあり、クリア後には専用の追加モードが解放される。

ハッキングに慣れるコツ

序盤は「まずハッキングで装甲を剥がすことだけに集中する」のが早道だ。射撃は後から慣れる。両方を完璧にこなそうとすると処理が追いつかなくなる。ディアナのサポートアビリティを積極的に使うと戦闘の余裕が生まれる。

光と影:良い点と惜しい点

良い点

ヒューとディアナの絆が本物。ゲームを通じて育まれる父娘のような関係は、過去のゲームにありそうでなかった手触りがある。エンディングの情動は、途中のストーリーの平凡さを帳消しにするほどのものだという評価が多い。

戦闘の成長曲線が気持ちいい。ハッキングと射撃の両立は最初こそ混乱するが、習熟するにつれて自分が上手くなっていく実感がある。カプコンの手癖がよく出ている部分だ。

ビジュアルの水準が高い。月面ステーションの美術は精緻で、SF映画のロケセットにいるような没入感がある。「3Dプリントで再現されたニューヨーク」など、設定の作り込みも丁寧だ。

惜しい点

戦闘がやや繰り返しになる。有効な武器とハッキング手順を見つけてしまうと、後半は同じパターンの繰り返し感が出る。

ストーリーの踏み込みが浅い。AIや人工経験への問題提起をほのめかしながら、その問いを深掘りしないまま終わる。Noisy Pixelは「見事な戦闘では補いきれない、安全なストーリー」と評した。

一部ボスの理不尽さ。設計が洗練されていないと感じるボス戦が数回ある。

Automatonは「カプコンの新規IPとしての一定のミッションは果たす一方で、歯がゆさもある」とまとめた。手放しの絶賛ではないが、一定の評価は確保している。

プラットフォーム別スコア

プラットフォームMetacriticOpenCritic
PS586点87点(共通)
PC(Steam)88点87点(共通)
Xbox Series XS85点
Nintendo Switch 290点87点(共通)

Switch 2版のスコアが高いのはレビュー数が少ない(13件)ことによるサンプルバイアスの可能性がある。PC版はパフォーマンスの安定感が評価に寄与していると見られる。

価格・発売日・対応プラットフォーム

項目情報
発売日2026年4月17日(Switch 2は4月24日)
価格(通常版)7,990円(税込)
価格(デラックス版)デジタル特典同梱版あり(公式サイト参照)
対応機種PS5・Xbox Series X
ゲームプレイ時間メインクリアまで約15時間
開発・発売カプコン
Switch 2版は1週間後

Nintendo Switch 2版の発売は4月24日と、他プラットフォームから1週間遅れる。Switch 2でプレイしたい場合は注意が必要だ。カプコンの公式発表では、Switch 2版は当初から4月24日の発売として告知されている。

電脳狐影の見立て

「2026年を代表する大作」とGame*Sparkが書き、「惜しい部分もある」とAutomatonが指摘する。この二つは矛盾していない。

プラグマタは完成度よりも独自性に賭けたタイプのゲームだ。ハックと射撃を同時に処理するという体験は、似たものが思い当たらない。ヒューとディアナの関係は、感情を揺さぶる力を持っている。それだけで十分に「体験する価値がある」ゲームの条件を満たす。

一方で「ストーリーが薄い」「後半の繰り返し感」は実際の不満として存在する。15時間という長さが短く感じる人と、ちょうどいいと感じる人で評価が分かれそうだ。

カプコンが新規IPでここまでのスコアを出したことは素直に評価できる。Resident Evil Requiemが高評価を得た2026年に、さらにこれを積み上げてきた。

プラグマタ(PRAGMATA)公式サイト

カプコン公式サイトで最新トレーラーや詳細情報を確認できる。Steam版はデモも配信中。

公式サイトを見る

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※記事内の評価スコアは2026年4月15日時点のMetacritic・OpenCriticの値に基づく。最終スコアはレビュー数の増加により変動する可能性がある。

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