スプラトゥーン レイダースは買い?賛否と先行プレイ評価まとめ【7/23発売】
- 『スプラトゥーン レイダース』の予約を迷っている方
- 「対戦がないスプラ」がどんなゲームなのか知りたい方
- Direct後の賛否両論と先行プレイの評価をまとめて確認したい方
- Switch 2本体ごと買うべきか検討している方
「なにこれサイドオーダーに毛が生えただけだよね」。6月30日の「スプラトゥーン レイダース Direct」放送直後、スプラトゥーンのまとめコミュニティに投下された一言だ(スプラログ)。サイドオーダーとは『スプラトゥーン3』の有料DLCに含まれるソロ用モードのこと。つまり「本編のおまけの延長では」という冷めた見方だ。同じスレッドで、別のユーザーはこう書いている。「ヒロモとシャケ融合して良いとこ取りしたみたいなゲームね。とりあえずダウンロード版予約した」。ヒロモはヒーローモード(ソロ探索モード)の、シャケは協力モード「サーモンラン」に登場する敵キャラの通称だ。
温度差がすごい。発売前のスプラトゥーン新作でここまで賛否が割れるのは珍しい。理由ははっきりしている。本作『スプラトゥーン レイダース』は、シリーズの看板だった対戦モードを持たない、シリーズ初のPvE(対NPC)特化タイトルだからだ。
2026年7月23日、Nintendo Switch 2専用で発売。本編『スプラトゥーン3』(2022年)以来となるシリーズの新展開だ。先に結論を言えば、サーモンラン派なら買い、対戦一筋なら様子見。本記事は発売前のプレビュー・公式発表・ユーザーの反応をまとめたものであり、筆者自身がプレイした感想ではない。予約するかどうかの判断材料として、光と影の両方を整理する。
スプラトゥーン レイダースの基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年7月23日(木) |
| 対応機種 | Nintendo Switch 2 専用 |
| 価格(税込) | ダウンロード版 6,480円 / パッケージ版 7,480円 |
| 本体セット(税込) | 64,980円(ダウンロード版ソフト同梱) |
| ジャンル | 探索アクション(PvE特化) |
| プレイ人数 | 1〜4人(オンライン協力はNintendo Switch Online加入が必要) |
| CERO | A(全年齢対象) |
| 開発・発売 | 任天堂 |
出典: 任天堂公式、GAME Watch
「対戦のないスプラ」レイダースは何をするゲームなのか
舞台は謎の島々「ウズシオ諸島」。プレイヤーは新主人公の「メカニック」となり、不時着した島で『スプラトゥーン3』のアイドルユニット・すりみ連合と合流する。凶暴化したシャケがうごめく島々を探索し、「オタカラ」を集めて拠点に持ち帰るのがゲームの基本サイクルだ(任天堂公式)。
構造としては、サーモンラン(シャケとの協力バトル)とヒーローモード(ソロ探索)を混ぜて、そこにハクスラ(敵を倒して装備を集め、強くしてまた挑む繰り返しが軸のジャンル)的な要素を載せた形になる。
ファミ通の先行プレイ記事(2026年6月30日)が仕組みを詳しく報じている。同名のブキでもレベルとレアリティが異なれば別アイテムとして扱われ、手ごわいダンジョンほど高レベルのブキが手に入る。ブキに加えて「ガジェット」と呼ばれる装備を開発・強化でき、レアなものには特殊な効果が付く。記事は本作を「『オクト』&『サイド・オーダー』のおもしろさがギュッと詰め込まれた」作品と表現した(ファミ通.com)。オクトは『スプラトゥーン2』の、サイド・オーダーは『スプラトゥーン3』の有料DLCで、どちらもソロ向けモードとして評価が高い。
難易度は3段階(トラベラー / レイダー / サバイバー)から選べる。電ファミニコゲーマーの先行プレイは「インクやステージ形状に囚われない動きで、超爽快にシャケをシバく」と、移動アクションの自由度がシリーズの常識を塗り替えていると評した(電ファミニコゲーマー)。協力プレイはローカル通信とオンラインの両方に対応する(Screen Rant)。
海外の反応で目を引いたのは、ResetEraのプレビュー集約スレッドだ。モンスターハンターやボーダーランズ、Warframe、サーモンランを引き合いに出して本作の設計を語る書き込みが並び、シリーズで一番人気の作品になるのではという強気の予想まで出ている(ResetEra)。ルーターシューター(装備集めを軸にした協力型シューター)に馴染みがある人ほど、この設計の中毒性を知っているということだろう。
Direct後の賛否:レイダースの何が争点なのか
6月30日のDirect放送後、週刊アスキーは「予想以上に面白そう」という声を中心に、評判は上々と報じた(週刊アスキー)。
ただ、コミュニティの反応を追うと、好意的な声一色ではない。スプラログのまとめスレッドから、実際の声を両側とも見ていく(スプラログ)。
期待する側の声
冒頭で紹介した「ヒーローモードとサーモンランの良いとこ取り」という受け止めが、期待側の代表的な見方だ。マルチプレイの仕様についても「とりあえずマルチはフレンドだけかと思ったら合言葉でも集まれそうで安心」と、フレンド以外と遊べる導線を歓迎する声がある。サーモンランの危険度(クリアするほど難度が上がる仕組み)のように、クリア後も難しくなり続けるやり込みモードへの期待も目立つ。
不安視する側の声
- 「この手のゲームは1回やって終わりなのがな。スプラは一生できる。サモランもだけどコンピュータと戦うの飽きる」
- 「対戦があるから売れた。協力プレイがあるからサモランは評判が良い。ソロの対NPCなんてスプラの名前無かったら誰が買うの?」
このほか、難易度を上げても報酬が変わらない仕様への不満も発売前から出ている。
不安側の論点は要するにひとつ、「PvEはいつか終わる」だ。対戦は相手が人間だから無限に遊べるが、NPC相手の探索はコンテンツを消化したら止まる。この懸念にどう答えるかは、発売後のエンドコンテンツと運営次第で、現時点では検証しようがない。逆に期待側は、サーモンランが証明した「シャケと戦うのは楽しい」という実績と、ハクスラ構造の中毒性に賭けている。
4Gamerは「Directでたくさん情報が出たからこそ、これからに注目」として、発売日までの盛り上がり自体を楽しむ視点を提示している(4Gamer)。
レイダース先行プレイの評価はおおむね好意的
メディアの先行プレイに限れば、評価は好意的な方向でそろっている。
| メディア | 評価の方向性 |
|---|---|
| ファミ通.com | オクトとサイド・オーダーの面白さを凝縮したヒーローモード |
| 電ファミニコゲーマー | 移動の自由度が高く、シャケ退治が超爽快 |
| Screen Rant | 親しみやすく魅力的、ソロでも協力でも楽しい |
| 週刊アスキー | 「予想以上に面白そう」の声を中心に評判上々 |
Screen Rantのハンズオンは「ソロでもフレンドとでも、スプラトゥーンの世界への素晴らしい追加になりつつある。親しみやすく、魅力的で、何より本当に楽しい」と締めている。インクの表現もSwitch 2世代で強化されており、ファミ通の記事は壁に飛び散るインクや泳いだ跡の描写が本編より明確に進化していると指摘した。
ただし注意点がある。先行プレイはいずれも序盤の限られた範囲を、メディア向けの環境で触ったものだ。不安側が突いている「50時間後も遊び続けられるか」という疑問には、先行プレイは原理的に答えられない。この構図は、発売前のプレビューが好評だったSwitch 2版スターフォックスのときと同じで、製品版の評価が出るまで確定しない部分は残る。
価格とSwitch 2「本体ごと買う」問題
ソフト単体の価格は、Switch 2のファーストパーティ新作としては抑えめだ。
| ソフト | 価格(税込・DL版) |
|---|---|
| スプラトゥーン レイダース | 6,480円 |
| マリオカート ワールド | 8,980円 |
| スターフォックス(リメイク) | 5,480円 |
問題は本体を持っていない場合だ。Switch 2の国内専用版は2026年5月25日に59,980円(税込)へ価格改定されており、本作のためにゼロから揃えると7万円近くかかる。値上げの経緯と影響はSwitch 2値上げと販売予測の記事で整理したが、本体同梱の「スプラトゥーン レイダース セット」(64,980円・税込)は、本体とダウンロード版を単品で揃える場合(合計66,460円)より1,480円ほど安い計算になる。本体購入を迷っていた層には後押しになる価格設定だ。
任天堂がこのタイトルに本体セットを用意したこと自体、レイダースをSwitch 2普及の弾として位置づけている証拠だと読める。6月のNintendo Direct以降、Switch 2は大型タイトルを毎月投入するペースを維持しており、7月は本作がその主役ということになる。
賛否ポイントの整理
期待できる点
- サーモンランで実績のある「シャケと戦う楽しさ」をベースにしている
- ブキのレベル・レアリティ、ガジェット開発などハクスラ的な装備集めの中毒性
- 先行プレイの評価が国内外でそろって好意的
- ソロでも4人協力でも遊べて、合言葉マッチングにも対応予定
- すりみ連合が主役級で掘り下げられる
- Switch 2新作としては抑えめの価格(DL版6,480円・税込)
不安が残る点
- 対戦モードがなく、PvEコンテンツの寿命は未知数
- 「サイドオーダーの拡張版では」という既視感の指摘
- 難易度と報酬の設計に対する不満が発売前から出ている
- Switch 2専用のため、本体未所持だと初期投資が大きい
- 先行プレイは序盤のみで、エンドコンテンツの評価は未確定
自分ならどうするか:サーモンラン派なら買い
自分(電脳狐影)はスプラトゥーンでは対戦よりサーモンラン派だった。ウデマエ(対戦のランク)を上げる競争より、4人でシャケの波をさばき切る協力プレイのほうが性に合っていた。だから本作の方向転換は、自分にとってはむしろ歓迎だ。
予約するならダウンロード版(6,480円・税込)を選ぶ。協力プレイ主体のゲームは「フレンドが遊んでいる今夜すぐ起動したい」場面が多く、カードの差し替えすら手間になるからだ。
ただし、対戦モードが好きでスプラトゥーンを遊んできた人には、発売日購入を勧めない。本作に対戦モードは搭載されておらず、対人戦の駆け引きを求める人に応える作りではない。サーモンランを楽しめなかった人なら、製品版のレビューと発売後1〜2週間のプレイヤーの声を見てからで遅くないはずだ。幸い、7月はPalworld 1.0など他の注目作もあり、様子見しても遊ぶものには困らない。
サーモンランが好きだった人、ハクスラや協力型ルーターシューターに馴染みがある人。この2条件のどちらかに当てはまるなら、7月23日は久しぶりに「発売日にゲームを買う楽しさ」を味わえる日になりそうだ。
本記事は発売前(2026年7月10日時点)の公式発表、先行プレイ記事、コミュニティの反応をもとに構成しています。筆者自身のプレイ体験に基づくレビューではなく、製品版の評価とは異なる可能性があります。引用したユーザーの声は発売前の情報に基づくものであり、製品版の仕様・内容は変更される場合があります。価格・仕様・オンラインサービスの内容は執筆時点の情報です。「スプラトゥーン」「Splatoon」「Nintendo Switch 2」「Nintendo Switch Online」「マリオカート ワールド」「Star Fox」は任天堂の商標または登録商標です。その他、記事中の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
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