CoD MW4 評価・レビューまとめ|Steam早期9割好評、モダン・ウォーフェア4は買いか
「返金するつもりで待ち構えていたのに、キャンペーンに引き込まれて1日で全部遊んでしまった」。予約者向けの早期アクセスが始まった週末、あるSteamユーザーはこう書いた(PCGamesN, 2026年10月18日。以下、外国語の引用は筆者訳)。
Call of Dutyのキャンペーンには、最初から期待していない人も多い。ここ数年の作品は物語の評判が振るわず、「マルチのおまけ」と割り切られがちだった。その空気の中で、『Call of Duty: Modern Warfare 4』(以下MW4)は早期アクセスの段階でSteamの約9割が好評という、近年のシリーズでは珍しい滑り出しを見せた。本編は10月23日に発売された。
先に結論を書く。レビューの傾向を見る限り、キャンペーン目当てなら買って後悔する可能性は低そうだ。マルチや、物資を集めて脱出するモード「DMZ」が目当てなら、1〜2週間ほど様子を見てからでも遅くない。早期アクセスの高評価はキャンペーンにだけ向けられたもので、対戦部分はまだ評価が固まっていないからだ。
なお本記事は各メディアのレビューとユーザー投稿をまとめたもので、筆者自身のプレイ体験に基づく評価ではない。
- 最近のCoDキャンペーンに失望して、今作を買うか迷っている人
- Game Passに来るのを待つか、今買うかで迷っている人
- Switch 2版で遊べるレベルなのかを知りたい人
- 9,800円の通常版と13,200円の秘蔵版のどちらにするか決めたい人
MW4を3行で
開発はInfinity Ward、販売はActivision。2019年に始まったリブート版Modern Warfareシリーズの完結編にあたる。舞台は2026年10月の朝鮮半島で、北朝鮮の侵攻に巻き込まれる若い韓国軍兵士パク二等兵と、表舞台から転落したプライス大尉の2つの視点で物語が進む。全16ミッションで、パリ・ニューヨーク・ムンバイも舞台になる(Call of Duty 公式ブログ、Wikipedia)。
MW4の評価・レビュー:キャンペーンは「復活」と見る声が多い
MetacriticのPC版は、10月23日時点で84点(10レビュー、「おおむね好評」)だった(Metacritic)。母数はまだ少ない。マルチプレイヤーとDMZを遊び込んでから最終スコアを出すと予告している媒体も多く、数字はこの先も動く。
| メディア | スコア | 要旨 |
|---|---|---|
| Insider Gaming | 9/10 | ところどころでつまずくが、息をのむ6時間のスペクタクル |
| Destructoid | 90 | 毎年遊ぶ価値があるCoDだ |
| Game Informer | 85 | 力強い復調 |
| IGN | 8/10(暫定) | シリーズ最高峰のキャンペーンには一歩届かない |
| GameSpot | 80(キャンペーン暫定版は7/10) | 2019年版Modern Warfare以来の出来 |
出典はMetacriticとNintendo Life, 2026年10月18日のレビューまとめ。「要旨」列は各レビューの論旨を筆者が要約・翻訳したもので、逐語引用ではない。
褒め言葉の多くは、演出・テンポ・ミッションの幅に集まっている。Screen Rantは8/10を付け、シングルプレイ部分の立て直しを高く評価した(Screen Rant)。キャンペーンの長さは、Insider Gamingが約6時間、Windows Centralが6〜8時間と伝えている(Nintendo Lifeのまとめより)。
MW4のSteam評価・評判:早期アクセスで「非常に好評」、近年のCoDでは異例
Steamでは、10月17日(日本時間)に始まった予約者向けキャンペーン早期アクセスの期間に好評のレビューが集まった。最初の約2,000件で90%が好評(PCGamesN, 10月18日)、10月20日には94%(GamesRadar+経由のYahoo, 10月20日)と報じられている。82%とした媒体もあり(Windows Central)、集計時点と算出方法で数字はぶれる。GamesRadar+は、この初期の反応がBlack Ops 7やMW3(2023年)を明らかに上回ると書いている。
Steamユーザーの褒め言葉は短く、熱い。
- 「まったく退屈しなかった」(Steamユーザー、PCGamesN経由)
- 「Infinity Ward、あのエンディングはちゃんと勝ち取ったものだ」(同上)
キャストの反応も話題になった。プライス大尉役のバリー・スローンは「優しい言葉をありがとう。ちゃんと見ているし、読んでいる」と投稿したうえで、ネタバレを控えるようファンに呼びかけた(同記事)。
この9割は「キャンペーンだけ」の評価だ
早期アクセスで遊べたのはキャンペーンだけで、DMZの早期アクセスは10月21日(日本時間)から、マルチプレイヤーは10月23日の発売と同時に解禁された。Steamの好評率はほぼキャンペーンに対するものと考えたほうがいい。発売直後はアクセスが集中するため、マッチングやサーバーへの不満で評価が動く可能性もある、と筆者は見ている。
MW4の不満点:民間人ルールと「駆け足の物語」
褒め一色ではない。批評家とユーザーの不満は、主に次の3つに集中している。
民間人を撃つと即ゲームオーバー
レビューで目立つ不満のひとつがこれだ。GamesRadar+のレビューは、民間人をかすめただけで即ゲームオーバーになるのに、敵は平然としていると指摘した。GameSpotも、民間人を撃たないよう極端に慎重な制圧を求められるミッションを挙げている(GameSpot)。ストーリー上の意図はわかる。ただ、混戦の中での誤射一発で直前のチェックポイントからやり直しになるのは、ストレスに感じる人も多いだろう。
決められた道から外れられない
GamesRadar+は、目標をなぞる進行が「ひどく硬直的」で、ところどころ楽しさを損なっていると書いた(Nintendo Lifeのまとめより)。Windows Centralも、大半のミッションはModern Warfareシリーズらしいレール型の進行だと伝えている。かといって、今作に入った広めのマップを使うミッションは、MP1stが「最大の批判点」として挙げるほど評価が割れている(MP1st)。一本道が窮屈だという声と、広いマップが中だるみするという声が両方ある。
完結編なのに、物語は駆け足
PC Gamerは、キャンペーンをここ数年で一番楽しいCoDだと評価しつつ、物語は急ぎ足で物足りないと書いた。シリーズ完結編としては「すべてを終わらせるための全力疾走」に近い、という(Kotaku, 2026年10月17日)。マッツ・ミケルセンが演じる敵役「アーチャー」の描き込み不足は、PlayDayOneも指摘している(同記事)。
もうひとつ、日本の読者として触れておきたい点がある。朝鮮半島の戦争を題材にした設定はBBCに「物議を醸す」と報じられた。韓国のジャーナリストは、離散家族がいまも存在する現実の分断を題材にすれば誰かが傷つくのは避けられない、と懸念を示している。Infinity Wardは、地域の専門家や脱北者、社内の韓国人スタッフに助言を求めたと説明している(Wikipedia)。
同じ10月発売のXbox大作、Gears of War: E-Dayは「88点とSteam78%」で割れた。CoDとは逆の構図を見るならこちら
MW4のマルチプレイヤーとDMZの評判:評価はこれから
発売時のマルチプレイヤーには、6対6の新規コアマップ12種類と、32対32の大規模戦「グランドウォー」用のマップ3種類が入る。新マップ「キルブロック」は500通り以上の配置パターンで戦場が変わる(MP1st)。小規模マップの定番「シップメント」は10月27日に追加される予定だ(4Gamer.net, 2026年10月22日)。腰だめ撃ちの拡散(ブルーム)が廃止され、段差や配管にぶら下がって移動するアクションも加わった(Wikipedia)。
DMZは、2022年の『Modern Warfare II』以来の復活だ。最大3人の分隊で戦利品を集めて脱出する「エクストラクション(脱出)」型のモード(『Escape from Tarkov』と同系統)で、拠点(前線作戦基地)と、恒久的に成長する特性ツリーが新たに加わった。GamesRadar+のレビュー途中版は、DMZのループの心地よさから「今年出たマルチプレイヤーゲームで一番好き」とまで書いている(GamesRadar+)。ただ、マッチングやスポーン位置への不満を挙げるレビューもあり(Metacriticの批評家レビュー要約より)、全プレイヤーに解放された後の評価はまだわからない。
MW4の価格・Game Pass・対応機種(Switch 2版あり)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月23日(金) |
| キャンペーン早期アクセス | 10月17日から(日本時間、デジタル版予約者) |
| DMZ早期アクセス | 10月21日から(日本時間、同上) |
| スタンダードエディション | 9,800円(税込、PS5版) |
| 秘蔵版(ダウンロード版) | 13,200円(税込、PS5版) |
| Game Pass | 発売日の提供なし(追加は早くても約1年後と報道) |
| 対応機種 | PS5、Xbox Series X|S、PC(Steam / Battle.net / Xbox)、Nintendo Switch 2 |
| 日本語 | 音声・字幕対応(Steamストア表記) |
出典は電ファミニコゲーマー, 2026年10月23日、Call of Duty 公式ブログ、TheXboxHub, 2026年10月16日、Wikipedia、Steam ストアページ(いずれも2026年10月23日確認)。Switch 2版の国内価格は、参照した記事では確認できなかった。
Xbox・PC向けの定額遊び放題サービス「Game Pass」に来ないのは、ここ数年のCoDと比べて大きな変化だ。Microsoftの買収後、シリーズ本編が発売日にGame Passへ入らないのは初めてと報じられている(Insider Gaming)。「Game Passに来たら遊ぶ」と考えていた人は、約1年待つか、9,800円を払うかを選ぶことになる。
Switch 2版は「意外と動く」が画質は落ちる
Switch 2版はバルセロナのDigital Legendsが移植を担当した。IGNはキャンペーンが30fpsで安定して動いたとして、出来に「嬉しい驚き」を示した(My Nintendo News, 2026年10月18日)。ただしNintendo Lifeは、他機種と比べて画像が粗いと指摘している。Nintendo Lifeの読者コメントでも「快適に動く」という声と「グラフィックが期待外れ」という声が分かれていた。マルチプレイヤーは60fpsを目標にしているが、全モードで維持できるかはまだ確認されていない(Shattered)。
MW4は買いか?タイプ別のおすすめ
| 自分のタイプ | 選び方 |
|---|---|
| キャンペーンを一度遊べれば満足 | 評判は良好。ただし6〜8時間で終わる点は承知のうえで |
| マルチ・DMZを長く遊びたい | 発売後1〜2週間のサーバーとマッチングの評判を見てから |
| Game Passで遊ぶつもりだった | 1年待てるなら待つ。すぐ遊びたいなら通常版 |
| 携帯機で遊びたい | Switch 2版は選択肢になるが、画質優先ならPS5かPC |
| 秘蔵版を迷っている | スキン等が欲しい人向け。差額は3,400円(税込)で、追加内容は主にオペレータースキンや武器 |
筆者(電脳狐影)はまだ遊んでいない。そのうえでひとりのゲーマーとして選ぶなら、キャンペーン目当てで通常版を買う。冒頭で紹介した、返金するつもりが1日で遊び切ったというSteamユーザーの声は、期待値を下げて臨んだ人ほど満足していることの表れだと思う。秘蔵版の3,400円は、本編の中身が共通なので自分なら払わない。
マルチとDMZの出来は、本当にまだわからない。筆者も11月のサーバー状況と評判を見てから手を出すつもりだ。
キャンペーンの評価で割れた別の大作シューターなら:Halo: Campaign Evolvedの「批評家83点・Steam71%」の理由
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免責事項
本記事に記載したスコア(Metacritic・Steamユーザーレビュー・各メディアのスコア)および価格は、各出典の公開日時点または2026年10月23日時点の情報に基づく。スコアと価格は随時変動するため、購入前に各集計サイトおよび各ストアで最新情報を確認されたい。本記事は各メディアのレビューおよびユーザー投稿を集約したものであり、筆者自身のプレイ体験に基づく評価ではない。外国語のレビュー・投稿からの引用は筆者による日本語訳または要約であり、訳出上のニュアンスの差異が生じうる。引用したユーザーコメントは個人の感想であり、本サイトの見解を代表しない。動作状況はアップデートにより変わる場合がある。本記事は特定の個人・団体を批判する意図はない。本記事にはアフィリエイトリンクおよび記事作成に対する金銭・物品の提供は一切含まない。なお、ページ上に表示される広告枠はGoogle AdSenseによる自動配信であり、本記事の内容とは無関係である。情報の正確性・完全性については保証できず、本記事を参考にした購入判断等の結果について当サイトは責任を負わない。Call of Duty および Modern Warfare は Activision Publishing, Inc. の、Xbox および Game Pass は Microsoft Corporation の、Steam は Valve Corporation の、Nintendo Switch は任天堂の、PlayStation はソニー・インタラクティブエンタテインメントの商標または登録商標である。その他記載の製品名・会社名は各社の商標または登録商標である。