Marvel's Wolverine PS5レビューまとめ|PS5史上最低評価78点の実態
「批評家の点数が低いのはわかった。でも俺はもう8,980円払ったし、ウルヴァリンが好きだから買う」。発売日の今日、Redditのr/PS5スレッドにはこんな声が並んでいる(Reddit r/PS5, 2026年9月15日)。
Marvel’s Wolverineは2026年9月15日、Insomniac Games開発のPS5専売タイトルとして発売された。Metacritic78点という数字は、Spider-Man 2(90点)やSpider-Man初代(87点)を大きく下回り、PlayStation Studiosとして6年間のPS5時代で最低のスコアとなった(Kotaku, 2026年9月)(Metacritic)。しかしプレイヤーの反応は批評家ほど辛辣ではない。「集中した15時間の体験」を低く評価するのは間違いだ、という声が多い。
- Marvel’s Wolverineを買うか迷っているPS5ユーザー
- Insomniac GamesのMarvelシリーズ(Spider-Man)ファン
- 批評家スコアとプレイヤー評価のギャップが気になる人
Wolverineとは何者か。ゲームの概要
物語は3年前にチームを去ったウルヴァリンが、突如として最悪の状況下でTeam Xに復帰するところから始まる。主人公ローガンを演じるのはLiam McIntyre。ボリバル・トラスクという過激な人間至上主義者が変異種(ミュータント)を拉致している。その謎を解きながら、ローガン自身が忘れようとしていた過去が暴かれる。
ジャン・グレイ、セイバートゥース、そして武装サイボーグ集団「リーバーズ」が登場する。Mレーティング(日本ではCERO Z相当)の暴力描写を正面から採用した、Insomniac初の成熟向けタイトルだ(PlayStation Blog, 2026年6月)。
ゲームプレイはシングルプレイヤーの一本道アクションアドベンチャー。オープンワールドではない。アダマンチウムの爪を使った素早く流動的なコンボ、「RAGE」システムで発動するバーサーカー状態が戦闘の核だ。クリア時間はメインストーリーのみで約15時間とされている。
PS5史上最低評価78点――批評家は何を批判したのか
「Sony’s Lowest Scoring Game Of The PS5 Era(PS5時代のソニー最低スコアゲーム)」。Kotakuのヘッドラインが全てを物語っている(Kotaku, 2026年9月)。
批評家が繰り返し指摘した問題点は3つだ。
第1が線形レベルデザイン。Insomniacの過去タイトルが提供した広大な都市探索の自由度はなく、廊下を進む構造が目立つ。ゲームメディアの多くが「映画を操作している感覚」と表現した。
第2が戦闘の深みの欠如。序盤の爽快感は認めつつも、後半になっても戦闘システムが発展しないという批判が複数の媒体から出た。The SixthAxisは「爪で叩き、叩き、また叩く」という単調さを指摘している(The SixthAxis, 2026年9月)。
第3が物語のペーシング。15時間という短さの中で詰め込まれた展開が「息をつく暇がない」と評された。プレイヤーが状況を消化する前に次のシーンへ進む脚本の速度が問題視された。
一方で高評価を与えた媒体もある。Impulse GamerはAAAゲームとしては珍しい満点100を付け「2026年最高のゲームのひとつ」と表現した。批評家の評価が分かれた点は数字以上に重要かもしれない。
プレイヤーが語る「実際のところ」
批評家スコア78点に対して、プレイヤーの声は温度感が違う。Redditでの支配的な意見は「6点台のレビューは15時間という意図的にコンパクトなゲームを不当に低く評価している」というものだ(Marvel’s Wolverine Reddit Reactions)。
プレイヤーが称賛する点として最も多く挙がるのは3つだ。
1. Liam McIntyreのローガン演技。「初めて、映画版ではなく原作コミックのウルヴァリンを生きたキャラクターとして体験した」という声が多い。荒削りで傷ついた内面を持つローガンの描写を高く評価する声が目立つ。
2. ビジュアルとアクションのグラフィカルな完成度。Insomniacのレンダリング技術は今作でも健在で、特に肉弾戦のアニメーションと爪による攻撃の演出は「PS5の限界を引き出している」と評されている。
3. Mレーティングの暴力描写へのコミットメント。蜘蛛の巣のないスパイダーマンではなく、爪の刺さらないウルヴァリンを恐れていたファンにとって、この点は安堵の声が多い。グロテスクな描写を正面から採用したことは、キャラクターの本質に忠実だという評価だ。
批判の声も存在する。「物語の予測可能性」は批評家とプレイヤー双方が指摘する点だ。「誰がラスボスかは10分でわかった」という声はRedditでも複数見られる。またトロフィーリストが発売2週間前にPSNのデータから流出し、ストーリーの核心が事前にネタバレされた問題もある(Instant Gaming News, 2026年9月)。
78点は「失敗作」を意味するのか
結論から言えば、Noだ。
78点はMetacriticで「一般的に好意的なレビュー(Generally favorable reviews)」のゾーンに入る。問題は比較対象だ。Insomniacが作ったSpider-Man系列は87〜90点台、Ghost of TsushimaやHorizonシリーズは80〜88点台と、PS5ファーストパーティの水準が高すぎる。その水準に照らすと「最低」という評価になるが、ゲームとして楽しめないわけではない。
ただし懸念すべき点もある。Insomniacは2023年末の大規模データ漏洩(ランサムウェアグループ「Rhysida」による攻撃)と2026年の開発体制再編を経て、かつてほどの勢いが感じられないという指摘がある。この作品が「Spider-Manシリーズの流れを組む大作」として評価されるのか、それとも「Marvel IPを消費するだけの中規模タイトル」として振り返られるのかは、もう少し時間が必要だ。
買う価値があるかどうかは、一つの問いに集約される。「ウルヴァリンというキャラクターに感情的な投資があるか」。答えがYesなら15時間は十分に楽しめる。オープンワールドの自由度やマルチプレイを期待しているなら、期待とのギャップに注意が必要だ。
- 発売日: 2026年9月15日(PS5専売)
- 価格: スタンダード版8,980円・デラックス版9,980円(税込、2026年9月時点)
- 開発: Insomniac Games
- クリア時間: メインのみ約15時間、コンプリート約20〜25時間
- Metacritic: 78点(PS5時代のPlayStation Studios最低スコア)
- レーティング: CERO Z(グロテスクな暴力描写含む)
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State of Playで発表されたWolverine以外のPS5注目タイトルも確認しよう。Ghost of Yōtei拡張やFF7完結編の最新情報をまとめている。
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本記事は発売当日のレビュー情報をもとに作成しています。スコア・評価・価格はいずれも2026年9月15日時点のものです。今後のアップデートや価格改定により状況が変化する可能性があります。